世界の影絵・きり絵・ガラス・オルゴール美術館

光と影で色彩豊かな世界を表現する「影絵」の世界的作家・藤城清治の作品をはじめ、「光」「影」「音」によって創りだされた幻想的な世界が広がるメルヘンいっぱいの美術館です。

展示室の壁全面を埋め尽くす全長30mのパノラマ連作「白樺湖の四季」や、作品の両側をあわせ鏡にし、無限の奥行きを感じさせる「鏡のイリュージョン」など、ここ以外ではめったに見ることのできない藤城作品35点を展示しています。実際に白樺湖周辺で見られる山野草や風景が、緻密で繊細な影絵で表現されているのも見どころです。

オルゴール作品では、山小屋のミニチュアに組み込んだシリンダーオルゴールや自動演奏ピアノなど、世界の名品と呼ばれるコレクター垂涎の貴重なアンティークオルゴールが並ぶほか、コインを入れることで実際に音色を聴くことができる現代ディスクオルゴール「オルフェウス」も人気です。

グリム童話の世界を和紙だけで繊細に表現したきり絵は、きり絵の第一人者・辰巳雅章の作品。世界一大きい和紙のきり絵「赤ずきん物語」や「白雪姫」など、着物の型染めの技法を生かしたきり絵が並びます。ガラス作品では、現代に活躍するガラスアーティストによるガラスランプなどが展示されています。

車山のシンボルでもあるニッコウキスゲや、水芭蕉、カキツバタなど、実際に白樺湖周辺で見られる初夏の山野草が描かれています。

静謐ななかにぬくもりを感じさせる影絵「光の中の白い馬」。作品の周囲に鏡と水面を配し、影絵がどこまでも続く不思議な映像世界。

癒し効果があるといわれているオルゴールの音色を聴きながら作品鑑賞をすれば、メルヘンの世界に迷いこんでしまいそう。

オリジナル影絵作品を作る影絵制作のほか、手のひらサイズの小さなパフェを作るスイーツデコやジェルキャンドルなど、小さなお子様からご年配の方まで気軽に楽しむことができる制作体験メニューが充実しています。
また、美術館内に設けられたミュージアムショップには、影絵・きり絵のポストカードや、小型オルゴール、ガラス細工など、美術館そのままのメルヘンの世界が並びます。四季折々、季節に応じたラインナップなので、何度訪れても新しい発見があるでしょう。

住所北佐久郡立科町芦田八ヶ野1526 Google Mapsで見る
電話0266-68-2100
営業年中無休(2014年12月8日〜12日はメンテナンスのため休館)
開館時間9:00〜17:00(最終入館16:30)、8月9日〜17日のみ17:30閉館
入館料金大人900円、小学生600円、幼児(3歳以上)300円
※15名様以上の団体および、池の平ホテル・白樺高原ホテル・佐久平プラザ21宿泊者、障がい者の方は割引料金
公式サイトhttp://hotel.ikenotaira-resort.co.jp/art/